ヘーゲル 著 長谷川宏 訳
本体6,800円* A5判上製 712p
ISBN 4-87893-348-8 発行2000.04
*2003年2月の重版に伴い、定価が変更になりました。

【内容】
ヘーゲルは1817・8年のハイデルベルグ大学に始まり1824・5年のベルリン大学に至るまで、都合5回の「法哲学講義」を行っているが、本書はそのベルリン大学での2年間にわたる最終講義をそのまま復元したもの。ヘーゲルはこれらの講義の教材として1820年に『法哲学要綱』を出版しており、講義はこれを参照しながら解説をする形で進められた。
これまで刊行された『法哲学』のテキストは、基礎文献たる『法哲学要綱』に各編者が様々な講義録から解説部分を要約して引用し、「補遺」として挿入したもの。そのため普通に通読するためには困難な、資料集のような形態であった。
講義をそのまま復元する本書はヘーゲル自身の生きた論理による『法哲学』の解説であり、国家ならびに法(正義)にかんするヘーゲルの最終到達点を示して従来のヘーゲル解釈の変更を迫る画期的な仕事である。

【訳者紹介】
1940年、島根県生まれ。1968年、東京大学文学部哲学科博士科修了。
主要著書=『ヘーゲルの歴史意識』(紀伊國屋書店)『格闘する理性』『同時代人サルトル』(河出書房新社)
主要訳書=ヘーゲル『美学講義(全三巻)』『精神現象学』(作品社)、フッサール『経験と判断』、ヘーゲル『哲学史講義』(河出書房新社)、ヘーゲル『歴史哲学講義』(岩波文庫)