ヘーゲル 著 長谷川宏 訳
本体4,600円
ISBN 4-87893-461-1 発行2002.03

【内容】
本書は「哲学は体系としてのみ現実的である」とするヘーゲル哲学の集大成。一般に『エンチクロペディー』また『哲学の体系』と呼ばれ、元来は講義用の「便覧」であったものであるが、ヘーゲル哲学の体系全体を扱った著作がこれ以外にないため、様々な講義録より「注解」が付与され、またヘーゲル自身の「口頭説明」も収録されて、古来ヘーゲル学派の「聖典」とされてきたもの。
全体は、第一部「論理学」、第二部「自然哲学」、第三部「精神哲学」の三部よりなるが、「論理学」は『大論理学』に対応し、『法哲学』は「精神哲学」の客観的精神に対応する。またヘーゲルの死後刊行された『歴史哲学』『美学』『宗教哲学』『哲学史』の各講義録は「精神哲学」の各項目の詳細な展開である。
エンチクロペディーとは「百科全書」「百科事典」の意味をもつが、本書の目的は諸学の全範囲をその学問の対象と対象の根本概念において考察し、語学の根本概念の哲学的由来を論じるものである。その意味で本書はヘーゲル哲学の真の意味での集大成といえる。
『第2部 自然哲学』『第3部
精神哲学』

【訳者紹介】
1940年、島根県生まれ。1968年、東京大学文学部哲学科博士科修了。
主要著書=『ヘーゲルの歴史意識』(紀伊國屋書店)『格闘する理性』『同時代人サルトル』(河出書房新社)
主要訳書=ヘーゲル『美学講義(全三巻)』『精神現象学』(作品社)、フッサール『経験と判断』、ヘーゲル『哲学史講義』(河出書房新社)、ヘーゲル『歴史哲学講義』(岩波文庫)