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近刊案内

 

★ 2010年9月刊行予定の本

ベートーヴェン――音楽の哲学《改訂版》  テオドール・W・アドルノ  大久保健治訳  本体:6800円(税別)
ベートーヴェンの音楽は、ヘーゲル哲学そのものである。

青年期から晩年まで、不断に探究されたベートーヴェン論の全貌。細部は全体のためにあり、全体は心理であるとする両者との対決の中に、概念として語りえぬ音楽を哲学として表現する畢生のライフワーク。

ガンディーの経済学  ダースグプタ  石井一也監訳  予価:2000円(税別)

日本男色史』  P・リュープ  藤田真利子訳  予価:2400円(税別)

★ 2010年10月刊行予定の本

『危機とサバイバル』  ジャック・アタリ  林昌宏訳  予価:2200円(税別)

なぎら健壱の東京自転車』  なぎら健壱  予価:1600円(税別)
東京の下町から自転車で、ちょっと遠くへ出かけてみよう。街の達人、自転車の達人、写真の達人・なぎら健壱が紹介する、
ひと味違った東京ガイド! 詳細なルートマップ、著者撮影の写真多数収録!

【内容目次】
まえがき
01 神田川を上る
02 下町横断 東銀座・月島・深川から荒川を北上して千住・上野
03 下町の中心を小さく巡る 東京駅から日本橋・水天宮・両国、そして皇居一周
04 東京マラソンを走る
05 臨海の公園を行く 夢の島公園・葛西臨海公園・ディズニーリゾート・若洲海浜公園
06 羽田に向かう レインボーブリッジ・つばさ公園・穴守稲荷神社・大鳥居
07 神も仏もご一緒に ニコライ堂・湯島聖堂・神田明神・湯島天神・根津神社・吉祥寺・とげぬき地蔵・鬼子母神
08 新中川・中川から水元公園へ 猿江恩賜公園、亀戸天神、旧中川を経て
09 隅田川を上る
10 帝釈天を目指す 浅草・向島・柴又・金町・亀有・小菅、そして再び浅草へ
11 刑場を行く 小伝馬町・小塚原・板橋・池袋・新宿・渋谷・鈴ヶ森
12 都電荒川線と日暮里・舎人ライナー
13 東京オリンピックを行く  駒沢公園・馬事公苑・代々木公園・国立競技場・日本武道館
14 石神井川を上る
あとがき

【著者略歴】
なぎら健壱(なぎら・けんいち)
歌手・文筆家。1952年4月16日、東京銀座生まれ。70年、中津川フォークジャンボリーで「怪盗ゴールデンバット」をひっさげデビュー。72年、ファーストアルバム『万年床』を発表。以後、異色のフォークシンガーとしてだけでなく、映画・テレビ・ラジオなど幅広く活躍。下町評論家としても認知され、『東京酒場漂流記』、『下町小僧』、『東京の江戸を遊ぶ』、『ぼくらは下町探検隊』(以上ちくま文庫)のほか、写真集『東京のこっちがわ』、『町のうしろ姿』(ともに岳陽舎)も上梓。他に『相談底なし沼』(コアマガジン)、『絶滅食堂で逢いましょう』(徳間書店)、『なぜ犬は「ポチ」なのか?』(PHP研究所)、『酒にまじわれば』(文藝春秋)、『なぎら健壱の東京居酒屋 夕べもここにいた!』(毎日新聞社)などの著書がある。

戦後の音楽――芸術音楽のポリティクスとポエティクス  長木誠司  予価:5800円(税別)
歴史記述の先鋭な方法意識と充実したデータをもとに「戦後音楽」の実相に新鮮に切り込む。日本音楽批評・研究を画する決定的な一冊!

21世紀から早や10年を閲しつつある現在においても、太平洋戦争以降の日本戦後音楽史は、その多くが「見えない歴史」に置かれたままである。吉田秀和の衣鉢を継ぐ音楽批評/研究の気鋭として熱い注目を集める著者が、音楽学最前線における歴史記述の先鋭な方法意識とエネルギッシュな資料渉猟を踏まえ、これまでにない壮大な「戦後音楽史」を描き出す。作家のエピソードや交流の羅列に終始していた前近代的な「音楽史」を廃し、「運動」としての歴史というアプローチから、政治・大衆運動・メディア・ジャンルなど多様な網目から紡ぎ出される「戦後音楽」の実相に新鮮に切り込んでいく。充実したデータから繰り出される歴史の数々は多くの発見に満ち、読者に刺激あふれる音楽史=文化史として、知的興奮を掻き立てずにはおかない。

【内容目次】
はじめに
第一章 GHQの音楽政策
第二章 合唱とうたごえ
第三章 日本の十二音技法
第四章 戦後のオペラ
第五章 戦後映画の音楽
第六章 放送と戦後音楽
第七章 戦後の音楽批評
註/あとがき/参考文献一覧/人名索引

【著者略歴】
長木誠司(ちょうき・せいじ)
1958年福岡県生まれ。東京大学美学芸術学科卒、東京芸術大学大学院博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。著書に『前衛音楽の漂流者たち』(筑摩書房)、『フェッルッチョ・ブゾーニ オペラの未来』(みすず書房、吉田秀和賞)、『グスタフ・マーラー全作品解説事典』(立風書房)、『第三帝国と音楽家たち』(音楽之友社)など。

羊の十字架  黒須紀一郎  予価:1800円(税別)

★ 2010年11月刊行予定の本

話の終わり』  リディア・デイヴィス  岸本佐知子訳  予価:1900円(税別)
アメリカ小説界の静かな巨人、リディア・デイヴィス唯一の長篇。『ほとんど記憶のない女』のあの衝撃が帰ってくる! もちろん岸本佐知子訳!

年下の男と出会って別れるまでの数か月間。小説家はその一部始終を記憶の底から蘇らせ、できるだけ克明に文章で再現しようと試みる。彼の顔。彼の言葉。自分の感情。自分の言葉。何が、いつ、どこで、どういう順番で起こったか。だが正確に記そうとすればするほど事実は指先からするりと逃げていき、確かに思えた記憶もつぎつぎ不確かなものに変わっていく。やがて小説家は男の記憶と向き合いながら、書くという行為、さらには書くという行為をしている自分という存在の不確かさとも否応なしに向き合っていく――。いまアメリカの若い書き手に最も強い影響力をもつ作家の一人、リディア・デイヴィスによる、静かでスリリングな至高の長編小説。

【著者・訳者略歴】
リディア・デイヴィス(Lydia Davis)
1947年マサチューセッツ州生まれ。作家、フランス文学の翻訳家。著書に『ほとんど記憶のない女』(岸本佐知子訳、白水社)などがある。
岸本佐知子(きしもと・さちこ)
1960年生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。編訳書に『変愛小説集(1・2)』(講談社)。訳書に、『中二階』、『エドウィン・マルハウス』、『灯台守の話』(以上白水社)、『拳闘士の休息』(河出文庫)、『空中スキップ』(マガジンハウス)他多数。著書に、『気になる部分』(白水社)、『ねにもつタイプ』(筑摩書房)がある。

『国家債務  ジャック・アタリ  林昌宏訳  予価:2200円(税別)

現象学の根本問題  ハイデガー  木田元監訳・解説  予価:4800円(税別)

明治期新式貸本屋目録』  国際日本文化研究センター  予価:3800円(税別)

勝海舟とキリスト教  下田ひとみ  予価:1000円(税別)

★ 2010年12月刊行予定の本

『おれのアラスカ  伊藤精一  すずきひさこ  予価:2200円(税別)

『新約聖書 訳と註 第二巻  田川建三訳著  予価:5800円(税別)

『わが音楽的人生  レナード・バーンスタイン  岡野弁訳  予価:3800円(税別)

白痴  三田誠広  予価:2800円(税別)

『骨狩りのとき  エドウィージ・ダンティカ  佐川愛子訳  予価:2400円(税別)

【関連書籍】
エドウィージ・ダンティカ、佐川愛子訳『愛するものたちへ、別れのとき

『湘南奇想曲  小川征也  予価:1600円(税別)

★ 2011年1月刊行予定の本

『創造的破壊  コーエン  浜野志保訳  予価:2400円(税別)

『チボの狂宴  マリオ・バルガス=リョサ  八重樫克彦・八重樫由紀子訳  予価:4800円(税別)

モーツァルトの脳  ルシュヴァリエ  藤野邦夫訳  予価:2800円(税別)

『メタヒストリー  ヘイドン・ホワイト  予価:4800円(税別)

【新装版】ナボコフ短篇全集(全2巻)  ウラジーミル・ナボコフ  予価:各3800円(税別)

★ 2011年2月刊行予定の本

『処女の文化史
  ハンナ・ブランク  堤理華訳  予価:2600円(税別)

『危機の時代にベンヤミンを読む  仲正昌樹  予価:2000円(税別)

『北京のアダム・スミス  ジョヴァンニ・アリギ  土佐啓之・中山智香子訳  予価:2800円(税別)

武智鉄二 伝統と前衛  岡本章・四方田犬彦編  予価:2800円(税別)

ヴァーグナー試論』  アドルノ  高橋順一訳  予価:3800円(税別)

なお、上記は予定であり、刊行時期や書名、内容については、変更になる場合があります。