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近刊案内

 

★ 2010年3月刊行予定の本

『完全版 新諸国物語 第一巻』  北村寿夫  末國善己編  本体:6800円(税別)
1950年代にNHKラジオドラマで放送され、さらに東千代之介・中村錦之助らを主人公に東映などで映画化、1970年代にはNHK総合テレビで人形劇が放送されて往時の少年少女を熱狂させた名作シリーズ。小説版の存在する本編五作品、外伝三作品を全二巻に初めて集大成!【限定1000部】

【内容目次】
白鳥の騎士/笛吹童子
外伝 新笛吹童子/三日月童子/風小僧

【著者略歴】
北村寿夫(きたむら・ひさお)
1895-1982。脚本家、児童文学作家。東京都生まれ。早稲田大学在学中から演劇活動を始め、大学中退後は雑誌「童話」に寄稿する一方、小山内薫に師事し、『幻の部屋』、『鮒馬哲学』などの戯曲で注目を集める。いち早く放送文芸に進出し、1936年からNHK文芸主事として音楽劇やラジオドラマの制作に参加。終戦後もNHKラジオで企画や脚本を手掛け、52年の『白鳥の騎士』から79年の『紅衣無法門』までの全8作をひとりで執筆したラジオドラマ『新諸国物語』シリーズは代表作となる。56年には、放送文化への貢献が認められNHK放送文化賞を受賞している。
末國善己(すえくに・よしみ)
1968-。文芸評論家。編書に国枝史郎探偵小説全集』、『国枝史郎歴史小説傑作選』、『国枝史郎伝奇短篇小説集成(全二巻)』、『国枝史郎伝奇浪漫小説集成』、『野村胡堂探偵小説全集』、『野村胡堂伝奇幻想小説集成』、『山本周五郎探偵小説全集(全六巻+別巻一)』、『探偵奇譚 呉田博士【完全版】(以上作品社)など。

『希望(ホープ)のいる町』  ジョン・バウアー  中田香訳  金原瑞人選  本体:1800円(税別)
あたしはパパの名も知らず、ママも幼いあたしをおばさんに預けて出て行ってしまった。でもあたしは、自分の名前をホープに変えて、人生の荒波に立ちむかう……。

ウェイトレスをしながら高校に通う少女が、名コックのおばさんと一緒に小さな町の町長選で正義感に燃えて大活躍。ニューベリー賞オナー賞に輝く、元気の出る小説。

【著者・訳者・選者略歴】
ジョーン・バウアー(Joan Bauer)
イリノイ州生まれ、ブルックリン在住。邦訳に『靴を売るシンデレラ』(灰島かり訳、小学館)がある。
中田香(なかた・かおり)
新潟県生まれ。翻訳家。訳書に『ツォツィ』(金原瑞人と共訳、青山出版社)、『まぼろしのロンリヴィル』(求龍堂)など。
金原瑞人(かねはら・みずひと)
岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家。ヤングアダルト小説を中心に、海外文学作品の紹介者として不動の人気を誇る。著書・訳書多数。

【金原瑞人選オールタイム・ベストYAシリーズ】
ロレッタ・エルスワース『とむらう女

異常殺人カタログ』  下川耿史  予価:2000円(税別)

モスクワ攻防戦  ナゴルスキー  予価:2400円(税別)

★ 2010年4月刊行予定の本

『乱交の文化史  バーゴ・パートリッジ  山本規雄訳  予価:2400円(税別)

『肥満と飢餓  ラジ・パテル  佐久間智子訳  予価:2400円(税別)

「物質」の蜂起を目指して  白井聡  予価:3000円(税別)

『血の玉座――黒澤明と三船敏郎の映画世界』  上島春彦  予価:2400円(税別)
黒澤映画において、三船はいかなる存在としてあったのか。三船というファクターから黒澤映画の本質を探り当てる、画期的評論。黒澤明生誕100年、三船敏郎生誕90年記念出版!

【内容目次】

第一章 クリーチャーとエイリアン――初期黒澤作品における三船のキャラクター
第二章 ボディ・ダブル――黒澤的分身の成り立ち
第三章 門と拠り代――黒澤的空間の力学
第四章 血の玉座――『蜘蛛巣城』論
第五章 「黒澤明と三船敏郎」作品解説

【著者略歴】
上島春彦(かみじま・はるひこ)
1959年生まれ。映画評論家。著書に、『宮崎駿のアニメ世界が動いた』、『60年代アメリカ映画』(共著)、『モアレ』、レッドパージ・ハリウッド』(作品社)など。

『手賀沼  吉住侑子  予価:1400円(税別)

『木苺の村――フランス文学迷子散歩  西出真一郎  本体:1800円(税別)
ロマン・ロラン、サン=テグジュペリ、ランボーなど、文学者の生誕地や作品の舞台となったゆかりの地を訪れ、彼らを生んだ土地の風土、そこに暮らす質朴な人びととのふれあいをやさしく綴る、詩情豊かなフランス文学紀行。

 老婦人の話はまだ続いた。私は口をはさまなかったが、自分の不幸をばねにして、世の人々と連帯する活動にまで拡げていくのは、『魅せられたる魂』のアンネットの生き方と同じだと思った。おそらく、その本も旅の荷に加えてきただろうと思った。ロマン・ロランが創造したアンネットと同じような生涯をたどった女性は、世界中には大勢いるのだろうと考えた。しかし、それも口にしなかった。
 ヴェズレーまで運んでくれるタクシーが来た。館長さんは、玄関まで出ていつまでも手を振っていた。一人のすぐれた作家と、その人を生んだ村や、育てたその村人との関係は、決して偶然のことではないとしみじみ感じた二日間だった。(本書より)

【内容目次】
序章 木苺の村――ラトゥール・ド・キャロル
第一章 遠い村――シャルル・ロイ・フィリップ『母への手紙』
第二章 かさねとは――エクトル・マロ『家なき子』のシャバノン村
第三章 夕顔――ロマン・ロラン『魅せられたる魂』のクラムシー村
第四章 中山道のレストラン――ヴェルコール『海の沈黙』の若者
第五章 海辺のホテルにて――『パトリス・ベルジュロン詩集』
第六章 丘の上の町――ジャン・ジオノ『木を植えた男』の町
第七章 白い大理石の飛行士――サン・テグジュペリ『星の王子さま』の街
第八章 風車の丘――アルフォンス・ドーデー『風車小屋だより』、「星」
第九章 ラキュイーユ村にて――アルフォンス・ドーデー『風車小屋だより』、「二軒の宿屋」
第十章 国境の町にて――アルチュール・ランボーの生まれた町
あとがき
[各地へのアクセスガイド付]

【関連書籍】
西出真一郎『星明りの村――フランス・ロマネスク聖堂紀行

★ 2010年5月刊行予定の本

『危機とサバイバル
  ジャック・アタリ  林昌宏訳  予価:2200円(税別)

共産党宣言  マルクス  的場昭弘訳  予価:1400円(税別)

『私は売られてきた  パトリシア・マコーミック  代田亜香子訳  金原瑞人選  予価:1800円(税別)
金原瑞人選オールタイム・ベストYA第三弾! 全米図書賞候補作。

13歳の少女ラクシュミは、ネパールの山村の極貧の家庭で育った。それでも彼女の生活には、素朴な喜びがあった。学校の友達との石蹴り遊び、まだら模様の山羊を育てること、石油ランプの明かりの下で母の髪に櫛をあてること……。だがある年のヒマラヤの激烈なモンスーンによって家の穀物が根絶やしにされたとき、ラクシュミの運命は変わった。義父の命令でインドの大都会に働きに出された彼女は、「金持ちの夫人のメイド」という当初の話とは違って、自分が連れて行かれた先が信じられないことに売春宿であることを知る。彼女は娼婦として売られてきたのだ。一生働いても返せないような借金を背負って、ラクシュミの悪夢のような生活が始まる……。ジャーナリストでもある著者の取材によって明らかにされた、衝撃の事実に基づく長篇小説。

【著者・訳者・選者略歴】
パトリシア・マコーミック(Patricia McCormick)
小説家・ジャーナリスト。ニューヨーク在住。他の著書に、『Cut』、『Purple Heart』。
代田亜香子(だいた・あかこ)神奈川県生まれ。立教大学英米文学科卒業後、会社員を経て翻訳家に。訳書にとむらう女』(作品社)、『きらきら』、『オリーブの海』(ともに白水社)など。
金原瑞人(かねはら・みずひと)
岡山市生まれ。法政大学教授。翻訳家。ヤングアダルト小説をはじめ、海外文学作品の紹介者として不動の人気を誇る。著書・訳書多数。


【金原瑞人選オールタイム・ベストYAシリーズ】
ロレッタ・エルスワース『とむらう女

★ 2010年6月刊行予定の本

『メタ・ヒストリー
  ヘイドン・ホワイト  予価:4800円(税別)

『完全版 新諸国物語 第巻』  北村寿夫  末國善己編  予価:6800円(税別)
1950年代にNHKラジオドラマで放送され、さらに東千代之介・中村錦之助らを主人公に東映などで映画化、1970年代にはNHK総合テレビで人形劇が放送されて往時の少年少女を熱狂させた名作シリーズ。小説版の存在する本編五作品、外伝三作品を全二巻に初めて集大成!【限定1000部】

【内容目次】

紅孔雀/オテナの塔/七つの誓い

【著者略歴】
北村寿夫(きたむら・ひさお)
1895-1982。脚本家、児童文学作家。東京都生まれ。早稲田大学在学中から演劇活動を始め、大学中退後は雑誌「童話」に寄稿する一方、小山内薫に師事し、『幻の部屋』、『鮒馬哲学』などの戯曲で注目を集める。いち早く放送文芸に進出し、1936年からNHK文芸主事として音楽劇やラジオドラマの制作に参加。終戦後もNHKラジオで企画や脚本を手掛け、52年の『白鳥の騎士』から79年の『紅衣無法門』までの全8作をひとりで執筆したラジオドラマ『新諸国物語』シリーズは代表作となる。56年には、放送文化への貢献が認められNHK放送文化賞を受賞している。
末國善己(すえくに・よしみ)
1968-。文芸評論家。編書に国枝史郎探偵小説全集』、『国枝史郎歴史小説傑作選』、『国枝史郎伝奇短篇小説集成(全二巻)』、『国枝史郎伝奇浪漫小説集成』、『野村胡堂探偵小説全集』、『野村胡堂伝奇幻想小説集成』、『山本周五郎探偵小説全集(全六巻+別巻一)』、『探偵奇譚 呉田博士【完全版】』(以上作品社)など。

現象学の根本問題講義  ハイデガー  木田元訳  予価:4800円(税別)

★ 2010年7月刊行予定の本

『テロワール ワインの造り手たちのことば  ジャッキー・リゴー  野澤玲子訳  予価:3800円(税別)

『ワインとグローバリゼーション  ジョナサン・ノシター  加藤雅郁訳  予価:2600円(税別)

創造的破壊  コーエン  浜野志保訳  予価:2400円(税別)

★ 2010年8月刊行予定の本

『話の終わり  リディア・デイヴィス  岸本佐知子訳  予価:1900円(税別)

北京のアダム・スミス』  ジョバンニ・アリギ  土佐弘之他訳  予価:2800円(税別)

なぎら健壱の東京自転車  なぎら健壱  予価:1600円(税別)

【著者略歴】
なぎら健壱(なぎら・けんいち)歌手・文筆家。1952年4月16日、東京銀座生まれ。70年、中津川フォークジャンボリーで「怪盗ゴールデンバット」をひっさげデビュー。72年、ファーストアルバム『万年床』を発表。以後、異色のフォークシンガーとしてだけでなく、映画・テレビ・ラジオなど幅広く活躍。書道、天文観測、プロレス評論、エロ風俗評論、酒、自転車など、あらゆるジャンルに首を突っ込む趣味人。
 下町評論家としても認知され、『東京酒場漂流記』、『下町小僧』、『東京の江戸を遊ぶ』、『ぼくらは下町探検隊』(以上ちくま文庫)のほか、写真集『東京のこっちがわ』、『町のうしろ姿』(ともに岳陽舎)も上梓。
 他に『絶滅食堂で逢いましょう――なぎら健壱が行く東京の酒場・食堂・喫茶店』(徳間書店)、『なぜ犬は「ポチ」なのか?』(PHP研究所)、『酒にまじわれば』(文藝春秋)、『なぎら健壱の東京居酒屋 夕べもここにいた!』(毎日新聞社)、『日本フォーク私的大全』(筑摩書房)、『なぎら健壱の味勝負四十番』(廣済堂出版)、『歌い屋たち』(文藝春秋)などの著書がある。

なお、上記は予定であり、刊行時期や書名、内容については、変更になる場合があります。