
中野孝次作品 全10巻
2001年3月刊行開始 絶賛発売中 (第2回配本5月上旬 以降毎月一冊上旬配本)
定価:本体4,800円+税
全巻揃定価:48,000円+税
刊行にあたって
中野孝次は一貫して自分とは何か、人生とは何かを問いつづけてきた作家です。その作家活動はいわば自身の、そして生の道のりを検証する旅といえるかもしれません。その内省の旅は、少年期の怖れや不安、青年期の自意識、中年期の迷い、老いを克明に描き、またあるときには日本中世文学の森に分け入り、そこに生きる実朝や西行を現代に甦らせます。そこには、小説はもちろん、評論であれ、エッセイであれ、借り物ではない、自分自身の経験から紡ぎだした思想が息づいています。
ここに刊行する『中野孝次作品』全10巻は中野文学の30年間の真髄を読者諸賢に供するものであります。
人は誰しも人生の途上で生きることの意味を問うことが何度かあります。そして、そのとき暗闇の向こうからひとすじの光がさしてくれることを望みます。そうした真摯に自分らしく生きることを希求する人びと、自分に誠実であろうとするがゆえに、不器用にしか生きられない人々に、中野文学の真髄を集成したこの作品集は開かれています。
この作品の特徴
◎「人はいかに生きるか」を創作活動の中軸の据える中野文学の初の集成。
◎小説・評論からのエッセイに渡る全著作の中から著者自選の27点を完全収録。
◎読みやすい大きめの判型、大きめの活字、特注紙による軽めの造本。
◎各巻末に書き下ろしの思索的エッセイ。
◎富岡幸一郎氏による全巻書き下ろし作品解説。
◎菊地信義氏による格調高い装丁。
◎超廉価全巻一括払い特価制度。全巻購入者に著者肉筆による<色紙>を贈呈。
造本・体裁
A5判変型上製/貼函入り/布クロス/平均480頁/口絵写真一丁 装丁=菊地信義