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葵の帝 明正天皇

小石房子

本体2,000円 46判上製 244p
ISBN 4-87893-359-3  発行2000.07 

【内容】 
明正天皇(1623〜96・在位1630〜43)は後水尾天皇の皇女。母は徳川秀忠の娘・和子(東福門院)である。母の和子は徳川家康が天皇家を、かつて藤原一族がそうしたように、徳川の血筋で乗っ取ろうとして送り込んだ女性である。後水尾天皇との間に二男三女をもうけながらも、なぜか皇子がいずれも早逝したため、徳川の血筋に皇統を継がせるべく、終世腐心することになる。小大名並の一万石の所領しか持たぬ後水尾は、幕府の支援を受けつつも断固として家康の野望を撥ねつける。こうした渦まく政略の一貫として明正天皇は7歳で後水尾に譲位され、また21歳で異母弟の素鵝宮(後光明天皇)に譲位させられる。修学院離宮を建立し、書や歌の道に秀でた後水尾。年間20万石に及ぶ化粧良を費消し、「御所染め」をはじめ着物の意匠開発に執心した東福門院。強烈な個性を持つ両親の謀略にまみれた宿命の確執が、政略の道具として翻弄された娘の視点より鋭く描かれる。好評の書き下ろし『日本の女帝シリーズ』第4弾!

【著者紹介】 
小石房子(こいし・ふさこ)1937年大分生まれ。作家・女性史研究家。青山学院女子短期大学国文科卒。著書に、法体の女帝』、『流人望東尼』、『あんご愛加那』、『白子屋お常』(以上作品社)などがある

 

【目次】 

 一  大往生
 二  血の抗争
 三  にわかの譲位
 四  幼い女帝
 五  忍の一文字
 六  呪われた皇位
 七  葵と菊のはざまで
 八  霊夢
 九  つごもり
 十  人形となって
 後水尾法皇の御子たち
 あとがき
 主な参考資料

         

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最終更新日: 2012/01/31