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新刊案内

 

★ 2012年2月刊行の新刊

資本の〈謎〉――世界金融恐慌と21世紀資本主義  デヴィッド・ハーヴェイ  森田成也・大屋定晴・中村好孝・新井田智幸訳  本体:2500円(税別)  1日取次搬入予定
なぜグローバル資本主義は経済危機から逃れられないのか? この資本の動きの〈謎〉を説き明かし、恐慌研究に歴史的一頁を加えた世界的ベストセラー!

世界の経済書ベスト5(2011年度Guardian紙)。
12カ国で翻訳刊行。

金原瑞人選オールタイム・ベストYA シーグと拳銃と黄金の謎  マーカス・セジウィック  小田原智美訳  本体:1800円(税別)  14日取次搬入予定
すべてはゴールドラッシュに沸くアラスカで始まった! 酷寒の北極圏に暮らす一家を襲う恐怖と、それに立ち向かう少年の勇気を迫真の文体で描くYAサスペンス。カーネギー賞最終候補作・プリンツ賞オナーブック。


【金原瑞人選オールタイム・ベストYAシリーズ】
ロレッタ・エルスワース『とむらう女
ジョーン・バウアー『希望(ホープ)のいる町
パトリシア・マコーミック『私は売られてきた
クリスティーナ・ガルシア『ユミとソールの10か月

無慈悲な昼食』  エベリオ・ロセーロ 八重樫克彦・八重樫由紀子訳  本体:1800円(税別)  14日取次搬入予定
「タンクレド君、頼みがある。ボトルを持ってきてくれ」。地区の人々に昼食を施す教会に、風変わりな飲んべえ神父が突如現われ、表向き穏やかだった日々は風雲急。誰もが本性をむき出しにして、上を下への大騒ぎ! 神父は乱酔して歌い続け、賄い役の老婆らは泥棒猫に復讐を、聖具室係の養女は平修女の服を脱ぎ捨てて絶叫!ガルシア=マルケスの再来との呼び声高いコロンビアの俊英による、リズミカルでシニカルな傑作小説。

青年は身の毛がよだった。教会で最も神聖な場所である祭壇の隅に漂ったあるまじき香り。乳香に混じってつんと鼻を突いたのはクローブやシナモンよりきつい、アニスの酸っぱいにおいだった。蒸留酒だなとぴんときた。祖国の香りがする。あきれ顔で、マタモーロス神父がぶつぶつ唱えながら聖杯の半分以上にアニス酒を注ぎ、ゴクゴク飲み干しているのを見やった。サン・ホセ・マタモーロスはミサで歌えるだけでなく、ミサで酔える飲んべえ司祭、いわゆるとんでも神父だったんだ。(本書より)

【著者略歴】
エベリオ・ロセーロ(Evelio Rosero)
1958年コロンビア生まれ。ポスト“ラテンアメリカ・ブーム”世代を担う小説家のひとり。著書多数。コロンビアおよびメキシコで数々の文学賞を受賞しているが、2006年に顔のない軍隊でスペイン・トゥスケツ小説賞を受賞、広くヨーロッパでその存在を知られるようになる。2009年には同作で英国「インデペンデント」紙外国小説賞を受賞。
八重樫克彦(やえがし・かつひこ)1968年岩手県生まれ。ラテン音楽との出会いをきっかけに、長年、中南米やスペインで暮らし、語学・音楽・文学などを学ぶ。現在は翻訳業に従事。訳書にマリオ・バルガス=リョサ『チボの狂宴』、『悪い娘の悪戯』、マルコス・アギニス『マラーノの武勲』、『天啓を受けた者ども』、『逆さの十字架』、エベリオ・ロセーロ『顔のない軍隊』(以上作品社)、『御者(エル・コチェーロ)』(新曜社)、『音楽家のための身体コンディショニング』(音楽之友社、すべて八重樫由紀子と共訳)。
八重樫由貴子(やえがし・ゆきこ)
1967年奈良県生まれ。横浜国立大学教育学部卒。12年間の教員生活を経て、夫・克彦とともに翻訳業に従事。

『《非常事態》を生きる』  ジグムント・バウマン  高橋良輔訳  本体:2500円(税別)  17日取次搬入予定

白子屋お常 御蔵島流人伝  小石房子  本体:1600円(税別)  10日取次搬入予定
享保改革のみせしめとなった大岡裁きの犠牲者。

家付き娘と手代の不義密通として男女四人が斬首された白子屋事件。唯一の生き証人でありながら御蔵島に流されたお常の視点から事件の真相を描く。

一本の葡萄の木  村山りおん  本体:1400円(税別)  17日取次搬入予定
全ては絵空事、夢の中のこと、しかし、その方が現実より真実とは……。

親しい人に去られた孤独な優しい魂。その心の礫土に立つ「一本の葡萄の木」に再生へのかすかな望みを託す心のラプソディ。

★ 2012年1月刊行の新刊

純粋理性批判  イマヌエル・カント  熊野純彦訳  本体:8000円(税別)  19日取次搬入予定
理性の働きとその限界を明確にし、近代哲学の源泉となったカントの主著。厳密な校訂とわかりやすさを両立する待望の新訳。

ひとが学びうるのは、ただ哲学することのみである。すなわち、理性の才能を、その普遍的原理を遵守しながら、目のまえにある或る種の試行にそくして訓練することだけである。それでもつねに留保されているものがある。そのようなこころみ自身をその源泉について探求し、確証し、あるいは拒否する、理性の権利なのである。――本文より

古代枕詞の究明』  三浦茂久  本体:6800円(税別)  25日取次搬入予定
迷妄の藪枝が丹念に切り裂かれ、本来の姿が立ちあらわれてくる。――鈴木貞美氏推薦!

一五〇余の枕詞を『万葉集』『風土記』『記紀』等から抽出し、それらの精細な分析から、生活と結びついた太陰暦に依拠した古代日本の実像を明らかにする。旧来の古代史観と枕詞研究を根底から覆す画期的労作。

★ 2011年12月刊行の新刊

武智鉄二 伝統と前衛武智鉄二 伝統と前衛
武智鉄二 伝統と前衛
武智鉄二 伝統と前衛  岡本章・四方田犬彦編  本体:2800円(税別)
日本の伝統演劇と現代芸術を過激に横断した前衛演出家、反権力とエロティシズムに徹した映画監督、その驚くべき営為の全貌。生誕百年記念! 中村富十郎、茂山千之丞、坂田藤十郎、川口小枝による、貴重な証言を収録。

【内容目次】
武智鉄二 伝統と前衛
  岡本章・四方田犬彦編  本体:2800円(税別)
日本の伝統演劇と現代芸術を過激に横断した前衛演出家、反権力とエロティシズムに徹した映画監督、その驚くべき営為の全貌。生誕百年記念! 中村富十郎、茂山千之丞、坂田藤十郎、川口小枝による、貴重な証言を収録。

【内容目次】

「はじめに」岡本章
「武智鉄二の世界と前衛性」岡本章
「武智鉄二と能狂言」小田幸子
「武智鉄二と前衛美術」西澤晴美
「武智歌舞伎と文楽」児玉竜一
「映画監督」武智鉄二」四方田犬彦
「『源氏物語』の映画化」志村三代子
「武智鉄二と伝統芸能」権藤芳一
「歌舞伎のルーツと方程式」中村富十郎 聞き手・児玉竜一
「閉鎖的な世界に風穴を開ける」茂山千之丞 聞き手・笠井賢一
「武智鉄二という人」中村富十郎、茂山千之丞、権藤芳一、岡本章、児玉竜一 司会・笠井賢一
「武智歌舞伎で教わったこと」坂田藤十郎 聞き手・笠井賢一、児玉竜一
「父・武智鉄二を語る」川口小枝 聞き手・岡本章、四方田犬彦
「武智鉄二」年譜
「あとがき」四方田犬彦

悪い娘の悪戯  マリオ・バルガス=リョサ  八重樫克彦・八重樫由貴子訳  本体:2800円(税別)
50年代ペルー、60年代パリ、70年代ロンドン、80年代マドリッド、そして東京……。世界各地の大都市を舞台に、ひとりの男がひとりの女に捧げた、40年に及ぶ濃密かつ凄絶な愛の軌跡。ノーベル文学賞受賞作家が描き出す、あまりにも壮大な恋愛小説。

「今もこれから先も出ていく予定はないわ」と耳元でささやく。「理由は訊かないでちょうだい。もっとも、訊かれたところで答えるつもりはないけれど。仮にあなたを愛していても、絶対に口になんかするもんですか」(中略)
 起こさぬように静かにキスをし、小声で告げる。「愛してる、愛してる、愛してる」と。彼女は眠ってはいなかった。急に僕にしがみついてきて、唇を重ね、言葉の合間に舌で僕の舌を突きながら宣言した。「忠告しておくわ。私といる限り、絶対に平穏な生活なんかさせないから。私に慣れて飽きないように。だから身分証明書のために結婚しても、あなたの妻になるつもりはない。私はずっとあなたの愛人、雌犬、娼婦でいたいの。今夜のように。そうすればあなたはいつまでも私に夢中でしょう」
 そう話しながらも彼女はなおもキスの雨を降らせ、僕の体内にすっぽり入り込もうとしているかのようだった。(本書より)

【内容目次】
第一章 チリからやってきた少女たち
第二章 孤高のゲリラ兵
第三章 スインギング・ロンドン、馬の肖像画家
第四章 シャトー・メグルのタルジュマン
第五章 声をなくした男の子
第六章 防波堤造りの名人、アルキメデス
第七章 ラバピエスのマルチェラ

【著者略歴】
マリオ・バルガス=リョサ(Mario Vargas Llosa)1936年ペルー生まれ。ラテンアメリカ文学を代表する小説家。2010年ノーベル文学賞受賞。邦訳のある著書に、『密林の語り部』(西村英一郎訳、岩波文庫)、チボの狂宴』(作品社)、『緑の家』(木村榮一訳、岩波文庫)、『嘘から出たまこと』(寺尾隆吉訳、現代企画室)、『楽園への道』(田村さと子訳、河出書房新社)、『フリアとシナリオライター』(野谷文昭訳、国書刊行会)、『若い小説家に宛てた手紙』(木村榮一訳、新潮社)、『官能の夢――ドン・リゴベルトの手帖』(西村英一郎訳、マガジンハウス)、『誰がパロミノ・モレーロを殺したか』(鼓直訳、現代企画室)、『継母礼讃』(西村英一郎訳、福武書店)、『果てしなき饗宴――フロベールと『ボヴァリー夫人』』(工藤庸子訳、筑摩書房)、『世界終末戦争』(旦敬介訳、新潮社)、『都会と犬ども』(杉山晃訳、新潮社)、『パンタレオン大尉と女たち』(高見英一訳、新潮社)、『ラ・カテドラルでの対話』(桑名一博・野谷文昭訳、集英社)、『小犬たち・ボスたち』(鈴木恵子・野谷文昭訳、国書刊行会)などがある。
八重樫克彦(やえがし・かつひこ)
1968年岩手県生まれ。ラテン音楽との出会いをきっかけに、長年、中南米やスペインで暮らし、語学・音楽・文学などを学ぶ。現在は翻訳業に従事。訳書にマリオ・バルガス=リョサ『チボの狂宴』、マルコス・アギニス『マラーノの武勲』、『天啓を受けた者ども』、『逆さの十字架』、エベリオ・ロセーロ『顔のない軍隊』(以上作品社)、『御者(エル・コチェーロ)』(新曜社)、『音楽家のための身体コンディショニング』(音楽之友社、すべて八重樫由紀子と共訳)。
八重樫由貴子(やえがし・ゆきこ)
1967年奈良県生まれ。横浜国立大学教育学部卒。12年間の教員生活を経て、夫・克彦とともに翻訳業に従事。

陰の都  吉野光  本体:1800円(税別)
女人こそ法だ! 雪舟の花鳥は法(永遠・涅槃)の菩薩だ。


娘を誘拐されながら、山里の女人幻想に執着し、ひたすら新しい故郷造成を目指す異端の美術史学者と心の相姦関係を育む「幸福な嫁」。京都と伝説の山の都を望む信濃路を舞台に、情緒への執心に生きる男女が彩なす物語絵巻の濃艶な色模様。

浅茅が宿  吉住侑子  本体:1200円(税別)
枕草の香りのような傷心、野花のような孤独、健康な老境。


寂寥の荒野に独り住まう老女と工事人足の「おれ」。伝統漁法でウナギを捕る老人と淡い交流を結ぶ「わたし」。それぞれの過去を引きずる者たちが織りなすゆくりなき晩年の華やぎ。

★ 2011年11刊行の新刊

脱原発「異論」
  市田良彦、王寺賢太、小泉義之、すが秀実、長原豊  本体:1800円(税別)
「3・11」以降の思想的・運動的状況を総括して、議論なきまま「脱原発」に流れ行く風潮に異論を呈し、射程はるかな資本主義批判の視座を提示する、5人の論客による、過激にしてまっとうな討論!

 本書で出されている諸「異論」は、決して、現在の多様な反原発運動や、それを準備・組織してきた、あるいは、直接的には無関係な、これまでのさまざまな運動の存在を単純に斥けるものではない。また、今後の運動を、一意的に方向づけようとしているわけでもない。われわれは、運動し組織してきた者を基本的に尊敬しているし、今後もそうであろう。また、われわれ自身、何らかの「現場」に向かうことが、三・一一以前からもあったし、これからもあるだろう。ただ、繰り返せば、小泉も討議で言っているように、議論の「厚み」と「蓄積」が、運動と組織には必要だと考えているということである。そのために、われわれのあいだの討議も、相互の「異論」の交差となっているはずである。(すが秀実「あとがき」より)

【著者略歴】
市田良彦(いちだ・よしひこ)
思想史家・神戸大学大学院国際文化学研究科教授。1957年生まれ。著書に、『アルチュセール ある連結の哲学』(平凡社)、『ランシエール 新〈音楽の哲学〉』(白水社)など。訳書にA・ネグリ&M・ハート『マルチチュード』(監訳、NHK出版)、P・ヴィリリオ『速度と政治』(平凡社ライブラリー)など。
王寺賢太(おうじ・けんた)思想史家・京都大学人文科学研究所准教授。1970年生まれ。著書に、『政治・権力・公共性』(共著、世界思想社)、『啓蒙の運命』(共著、名古屋大学出版会)など。訳書に、M・フーコー『カントの人間学』(新潮社)、D・ディドロ『運命論者ジャックとその主人』(共訳、白水社)など。
小泉義之(こいずみ・よしゆき)哲学者・立命館大学文学部教授。1954年生まれ。著書に、『デカルトの哲学』(人文書院)、『病いの哲学』(ちくま新書)、『生殖の哲学』(河出書房新社)、『レヴィナス』(NHK出版)、『ドゥルーズの哲学』(講談社現代新書)など。訳書に、G・ドゥルーズ『意味の論理学』(河出文庫)など。
絓秀実(すが・ひでみ)文芸評論家・近畿大学国際人文科学研究所教授。1949年生まれ。著書に、『詩的モダニティの舞台』(論創社)、『
吉本隆明の時代』(作品社)、『1968年』(ちくま新書)、革命的な、あまりに革命的な』(作品社)など。編書に思想読本(11)1968』(作品社)、『ネオリベ化する公共圏』(明石書店、共編)など
長原豊(ながはら・ゆたか)
経済学研究・法政大学経済学部教授。1952年生まれ。著書に、『われら瑕疵ある者たち』(青土社)など。訳書に、A・ネグリ&M・ハート『ディオニュソスの労働』(共訳、人文書院)、S・ジジェク『迫り来る革命』(岩波書店)、E・W・サイード『フロイトと非‐ヨーロッパ人』(平凡社)など。

戦略の工場――レーニンを超えるレーニン  アントニオ・ネグリ  中村勝己・遠藤孝・千葉伸明訳  本体:3800円(税別)
〈帝国〉の思想家ネグリが革命理論家レーニンを21世紀に蘇らせる!

世界は、再び動乱と革命の時代を迎えた。20世紀を変革したレーニンの思想と理論を、21世紀変革の「理論的武器」として再構築する。
解説:白井聡・市田良彦

危機の中で〈ケインズ〉から学ぶ  ケインズ学会編  平井俊顕監修  本体:2200円(税別)
創設された「ケインズ学会」、初の著作!

日本を代表する15名の経済学者・哲学者たちが、現代経済学の原点・〈ケインズ〉に立ち返り、リーマン・ショック以降から続く世界経済危機の本質を解き明かし、その「処方箋」と経済社会の未来を綴る。

【執筆者一覧】

浅田統一郎、小野善康、吉川洋、野口旭、伊藤邦武、岩井克人、間宮陽介、伊東光晴、若田部昌澄、伊藤誠、塩野谷祐一、根岸隆、橋本努、平井俊顕、山脇直司


★ 2011年10刊行の新刊

ハニー・トラップ探偵社  ラナ・シトロン  田栗美奈子訳  本体:1900円(税別)
「エロかわ毒舌キュート! ドジっ子女探偵の泣き笑い人生から目が離せません(しかもコブつき)」――岸本佐知子さん推薦。

スリルとサスペンス、ユーモアとロマンス――一粒で何度もおいしい、ハチャメチャだけど心温まる、とびっきりハッピーなエンターテインメント。

 ある日、ハニー(わたしのこと)が庭で、切り落とされた指を発見した。まあ、実際に見つけたのはマックスだけど、警察に届けたのはハニー(このわたし)だ。届けたといっても、指そのものではない。というのも、運悪く、彼女にぜんぜん落ち度はないのに、指をなくしてしまったのだ。そりゃあ褒められたことではないが、ちょうど問題が山積みの時期だったので。なにしろシングルマザーなのだから仕方がない。(本書より)

【著者・訳者略歴】
ラナ・シトロン(Lana Citron)
アイルランド生まれ、ロンドン在住。作家・脚本家・女優・コメディアン。本書は4作目の小説。本書の続篇として、The Brodsky Touch(2007)がある。ほかに短篇集や、キスに関する研究書A Compendium of Kisses(2010)など。
田栗美奈子(たぐり・みなこ)
翻訳家。訳書にリチャード・フライシャー『マックス・フライシャー アニメーションの天才的変革者』、ジョン・バクスター『ウディ・アレン バイオグラフィー』(以上作品社)他多数。

KYOTOオンディーヌ  小川征也  本体:1600円(税別)
八分の煩悩と二分の純心。現世の欲望と色欲にまみれた業深き男たちが織り成す恋と欲望のアラベスク。多彩な夢と快い眠り、美しい姫たちが紡ぐ目くるめきミステリアス・ロマン。

チューブな形而上学』  アメリー・ノートン  横田るみ子訳  本体:1600円(税別)
「わたし、呑み込んでは、また空になるチューブなの」。ヨーロッパの人気No.1の女性作家が、日本で育った記憶を、抱腹絶倒、奇想天外に描いた傑作小説!

★ 2011年4月〜9月刊行の主な新刊

〈資本論〉入門  デヴィッド・ハーヴェイ  森田成也・中村好孝訳  本体:2800円(税別)
世界的なマルクス・ブームを巻き起こしているハーヴェイ教授の最も世界で読まれている入門書! グローバル経済を読み解く『資本論』の広大な世界へ!

ターミナルライフ 終末期の風景  西成彦  本体:3600円(税別)
「害虫」として家族に疎んじられながら死に行くグレーゴル、死刑囚として無為の時間のなかをまどろむムルソー、生きた竹馬に乗りながら老人の生に思いを馳せるマルセル……。20世紀文学の描く老いと死を読み解く、文学エッセイ!

未来の考古学 第一部 ユートピアという名の欲望  フレドリック・ジェイムソン  秦邦生訳  本体:3800円(税別)
閉塞するポストモダンを打開するユートピア的想像力の再検証!

新約聖書 訳と註 第二巻下 使徒行伝』  田川建三訳著  本体:5600円(税別)
初期キリスト教の姿を生き生きとかつ正確に伝える稀有な記録! パウロの同労者として伝道旅行に同行したルカが、自らの体験と直接的な情報をもとに描き出す初期キリスト教史。

3・11の未来――日本・SF・創造力  笠井潔・巽孝之監修  海老原豊・藤田直哉編  本体:1800円(税別)
小松左京、最後のメッセージ。豊田有恒、瀬名秀明、新井素子、押井守ほか、SF作家ら26名が、いま、考える科学と言葉、そして物語……。

ヴァージン 処女の文化史  ハンナ・ブランク  堤理華・竹迫仁子訳  本体:2400円(税別)
多くの謎と迷信に包まれた、乙女たちの“汚れなき聖域”。男たちを翻弄してきた、“処女”の秘密のすべてを明かす魅惑の文化史! 男を惑わす神秘のヴェールを剥ぐ。秘蔵図版・多数収録。

盆踊り 乱交の民俗学  下川耿史  本体:2000円(税別)
〈盆踊り〉とは、生娘も人妻も乱舞する“乱交パーティ”だった!

ナボコフ全短篇』  ウラジーミル・ナボコフ  沼野充義・若島正他訳  本体:7800円(税別)
“言葉の魔術師”ナボコフが織りなす華麗な言語世界と短篇小説の醍醐味を全一巻に集約。

逆さの十字架  マルコス・アギニス  八重樫克彦・八重樫由貴子訳  本体:2400円(税別)
「忌まわしい偽善の律法学者、ファリサイ人たち! このマムシのすえどもめ!!」アルゼンチン軍事独裁政権下で警察権力の暴虐と教会の硬直化を激しく批判して発禁処分、しかしスペインでラテンアメリカ出身作家として初めてプラネータ賞を受賞。欧州・南米を震撼させた、アルゼンチン現代文学の巨人マルコス・アギニスのデビュー作にして最大のベストセラー、待望の邦訳!

共同体の救済と病理  長崎浩  本体:3200円(税別)
古代ユダヤ人、預言者、キリスト教、コミューン、ファシズム、カルト宗教……紀元前から21世紀まで。戦争、テロ、大震災……時代の危機のなか反復される不気味な「共同性」への欲望を撃つ。

金原瑞人選オールタイム・ベストYA ユミとソールの10か月  クリスティーナ・ガルシア  金原瑞人選  小田原智美訳  本体:1800円(税別)
ときどき、なにもかも永遠に変わらなければいいのにって思うことない? 学校のオーケストラとパンクロックとサーフィンをこよなく愛する日系少女ユミ。大好きな祖父のソールが不治の病に侵されていると知ったとき、ユミは彼の口からその歩んできた人生の話を聞くことにした……。つらいときに前に進む勇気を与えてくれる物語。

【増補改訂版】心の傷を癒すということ  安克昌  本体:1900円(税別)
被災地の心の叫び――大震災で、人の心はいかに傷ついているのか? そして、復興によって癒すことはできるか?

創造的破壊――グローバル文化経済学とコンテンツ産業  タイラー・コーエン  田中秀臣監訳・解説  浜野志保訳  本体:2400円(税別)
自由貿易は、私たちの文化を根絶やしにするのか? マーケットとカルチャーは敵対するのか?

コミュニティ・スタディーズ  吉原直樹  本体:2600円(税別)
未曽有の大震災、無縁社会のなかで、いかに私たちは、コミュニティを再構築すべきか?

失われた時のカフェで  パトリック・モディアノ  平中悠一訳  本体:1900円(税別)
ルキ、それは美しい謎。現代フランス文学最高峰にしてベストセラー……。ヴェールに包まれた名匠の絶妙のナラション(語り)を、いまやわらかな日本語で――。あなたは彼女の謎を解けますか? 併録「『失われた時のカフェで』とパトリック・モディアノの世界」。ページを開けば、そこは、パリ。

改訂版〈学問〉の取扱説明書  仲正昌樹  本体:1800円(税別)
ナカマサ流・最新の見取り図とツボを伝授する“反”入門書!

北京のアダム・スミス――21世紀の諸系譜  ジョヴァンニ・アリギ  中山智香子監訳  山下範久解説  本体:5800円(税別)
21世紀資本主義の〈世界システム〉は、中国の台頭でどうなるか? 東アジアの経済的復興を新たな〈世界システム〉への転換を、アダム・スミスの経済発展理論をもとに壮大な歴史的視野から分析。



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最終更新日: 2012/01/31